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あなたのいた場所

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高齢者の虐待事件が増えているらしい

酷い場合は殺人にまで及ぶそうだ

昨日のニュース特集で子どものいない老老介護の夫による

妻の殺害事件が取り上げられていた

 

近所でも評判のオシドリ夫婦だった二人

夫が認知症になった妻を殺害した理由は

 

建て替えで長年住み慣れた借家を追われ

全く知らない土地で

近所付き合いもなく孤独な介護生活からくる

ストレスや不安・・

そして犯行にいたったらしい

 

悲しすぎる

 

私は奄美大島生まれ

18歳まで島で育った

 

5人姉妹で、

一時祖父母や小姑も入れた大家族で暮らしていた

 

週末にはいつも親戚や近所の人が集まり

島唄を歌い酒を酌み交わす

沖縄に似た島独特のコミュニティがあった

 

子どもたちは夜遅くまで親たちが呑み明かす隣で遊び

高齢者は一番上座で長老として君臨し

皆の様子を嬉しそうに眺めていた

 

BIGIN の「三線の花」という歌を初めて聞いたのは

40歳を過ぎた頃

創作エイサーで有名なある男性の舞台だった

 

その中の歌詞の一部を聞きながら

それほど可愛がられた記憶もない、

怖いだけだった父を思い出し

涙が出てきてびっくりしたことがある

 

「テレビの斜め向かいのあなたがいた場所に

座れば

アルミの窓から夕月が見える

家族を眺めながら

飲む酒はどんな味・・」

 

父は毎晩晩酌をしていた

座る場所は決まってテレビの斜め向かい

彼は家族を眺めながら

毎晩焼酎を飲んでいた

父の座る場所

祖母の座る場所は決まっていた

 

家の中でその場所は確保されていた

だれも座ってはいけなかった

 

どんな立派なお客がきても

上座はその家の長老のものだった

 

島でも田舎の方にいくと今でもそんな風習がある

もしかしたら日本の地方には今でもそんな文化があるのかも知れない

 

海外のような

多文化多民族といった風土のない国で培われた

コミュニティ形成の知恵なのかも知れない

 

日本古来の知恵から生まれた長老の居場所

 

戦後の復興で青春を費やした高齢者たちの

居場所すら無くしてしまう

日本という国は

いったい

どこへ行こうとしているのか

 

若い頃あれほど嫌いだった

島に帰りたくなった。

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